ヴァギナ・モノローグス

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きれいなフライヤー(チラシ)をいただきました!
「うわぁ すてき
と一目で気に入ってしまったフライヤーは初めてです。
2009年8月17~23日、
東京・六本木:俳優座劇場にて、
舞台「小さき神のつくりし子ら」で主役サラを演じ、
私個人としては手話ソングでお世話になり、
拙書「発達障害当事者研究」にも登場していただいた
大橋ひろえさんと
映画『アイ・ラヴ・ユー』で
日本最初のろう主演女優としてデビューした
忍足亜希子さんという
豪華なろう女優の組み合わせで
手話×朗読の舞台が行われます。
制作には
日本ろう者劇団所属で手話狂言もこなす
私の学生時代からの友人の
廣川麻子さん、
演出には
2009年4月に演劇「枝わかれの青い庭で」
でお世話になった
平松れい子さん、
と、たくさんの知り合いが創り上げる作品です。
ぜひ足をお運びいただければと思います!
ちなみに私は以下のメッセージで応援しています。
(掲載されたサイトはこちら
 トットちゃんと同じページに掲載されるとは恐れ入ります[emoji:e-330])
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「女性器の名を口にするなんて下品」
「女が性(セックス)について語るなんてはしたない」
そのようなタブーを作ることで、
主体としての女性の性は奪われ、隠されてきました。
その結果、
たくさんの女性ならではの性の快楽も、
たくさんの男性からの性暴力も、
存在しないこととして見逃されてきました。
「ヴァギナ・モノローグス」は、
そんな虐げられた歴史を持つ女たちが
「私たちは確かに存在している!」
と声を上げる画期的な演劇作品です。
とはいえ、「白人の女/非白人の女」
「金持ちの女/貧困な女」など、
女もさまざまなので、
男から切り離した「女ならではの声」が上がったあとは、
次に女同士の中で、
より権力を持たず少数派の女が見逃され、
言葉を奪われるという構図が生まれてしまいます。
これまで世界何十カ国でこの作品が上演されてきた背景にも、
それぞれの国の女たちの中に
「自分たちならではの声をあげたい」
という切実な願いがあったのだろうと思われます。
そんな中、
「アジア×日本×ろう者×女性」
という少数派に位置する女たちが
今回、この作品を上演することには、
大きな意義があると言えるでしょう。
そして。
大橋ひろえさんの持つエンターテイメント性の高さは、
「ろう者女性ならではの声をあげる」
ことだけにとどまることはないでしょう。
聞こえるかどうか、男か女か、日本人かどうかなど、
数々の線引きを超えて、
多くの人に投げかける
パフォーマンスとなるだろうと期待しています。
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<ヴァギナ・モノローグス>
2009年8月17~23日
東京・六本木:俳優座劇場にて
前売4500円 当日5000円
詳しくは
ホームページ
制作ブログ
をご覧ください。