「リハビリの夜」書評セッションのご案内【ジェンダーコロキアム】
いつもお世話になっている臥蛇さんが
4月14日の書評セッションの案内を
ご自身のブログ「千変万化」に
掲載してくださっていたので、
まるまる転載致します。
臥蛇さん、どうもありがとうございます。
----------以下、転載----------—
2010年度 第1回ジェンダーコロキアム
書評セッション
熊谷晋一郎(2009)『リハビリの夜』医学書院
コメンテーター:西谷瑞生/番園寛也
リプライ:熊谷晋一郎(著者)
昨年12月、熊谷晋一郎さんの当事者研究である
『リハビリの夜』(医学書院)がご刊行!
その記念に、遅ればせなら、ご本人をお呼びして、
ジェンコロで書評セッションを開催いたします。
コメンテーターは、それぞれ当事者性を踏まえて、
ご自身と向き合い研究されているお二人です。
どうぞ足をお運びください!
■日時・場所■
4月14日(水)18:40~20:30
@東京大学本郷キャンパス
法文1号館315教室(3階)
東大本郷キャンパスアクセスマップ
東大法文1号館アクセスマップ
■本の紹介■
痛いのは困る。気持ちいいのがいい。
現役の小児科医にして脳性まひ当事者である著者は、
あるとき「健常な動き」を目指すリハビリを諦めた。
そして、《他者》や《モノ》との身体接触をたよりに
「官能的」にみずからの運動を立ち上げてきた。
リハビリキャンプでの過酷で耽美な体験、
初めて電動車いすに乗ったときの
めくるめく感覚などを、
全身全霊で語り尽くした驚愕の書。
(医学書院HPより)
<コーディネーターより>
脳性まひの当事者として、
自分と自分の身体、身体とモノ、
ご自身と他者との関係性を見つめ、
そしてみつけた、「敗北の官能」、
「ほどきつつ拾い合う関係」。
この中には、ともすると被害・加害関係に
陥りそうになりつつも、
大切にていねいに、ゆっくりと他者や自分自身との
関係性を紡いでいくためのヒントが
そこかしこにちりばめられています。
※医学書院のホームページに、
宮地尚子氏(一橋大学教授・精神科医)や
甲野善紀氏(武術研究者)、
伏見憲明氏(作家)など、
たくさんの方々から寄せられた書評が掲載中です。
どうぞご覧ください。
■著者紹介■
熊谷晋一郎 (くまがや・しんいちろう)
1977年生まれ。小児科医。新生児仮死の後遺症で、
脳性まひに。以後、車いす生活となる。
幼児期から中学生くらいまでのあいだ、
毎日リハビリに明け暮れる。
小中高と普通学校で統合教育を経験。
大学在学中は地域での一人暮らしを経験。
また全国障害学生支援センターのスタッフとして、
他の障害をもった学生たちとともに、
高等教育支援活動をする。
東京大学医学部卒業後、千葉西病院小児科、
埼玉医科大学小児心臓科での勤務を経て、
現在、東京大学先端科学技術研究センター特任講師。
他の障害をもつ仲間との当事者研究をもくろんでいる。
■コメンテーター・コーディネーター紹介■
・西谷瑞生(にしたに・みずき)
気分障害(うつ)当事者。元上野ゼミ生。
現フリーター。
7年前からうつをわずらうも
綾屋紗月+熊谷晋一郎共著
『発達障害当事者研究』に
衝撃を受けて自分も当事者研究をはじめたら
元気になってきたアラサー男子。
今回は障害当事者としての立場から
熊谷さんの『リハビリの夜』にコメントします。
よろしくお願いします。
・番園寛也(ばんぞの・ひろや)
一橋大学大学院言語社会研究科修士課程1年。
介助労働者として、身体障害者の自立生活を
支援するかたわら、
身体とその表象の問題に関心を持ち、
障害理論を中心に、フェミニズム、クィア理論、
ポストコロニアル批評などを学んでいる。
・上間愛(うえま あい):コーディネーター
東京大学大学院人文社会系研究科社会学専門分野
修士1年。
「オルタナティブな、おりる生き方・付き合い方」
を探し、
婚外子差別、路上生活と労働と女性、
トラウマとレジリエンス、
有機農業など、多方面にクビを突っ込んでいる。
著者の熊谷さんとは3年前ジェンコロで
お会いして以来の友人。
昨年12月に三省堂書店神保町本店で開催された
著者の刊行記念の対談(with 川口有美子氏)に
参加したのをご縁に、
今回、コーディネーターを務めます。
■ご著書販売のお知らせ■
上野研究室にて、ジェンコロ当日まで、
著者割引価格でおゆずりしています。
お問い合わせは、
上野研究室 03-5841-3875 まで。
■お食事会のお知らせ■
書評セッション後にお食事会を予定しています。
先着30名様。お気軽にご参加ください!
レストラン アブルボア
(農学部弥生キャンパス内)
※お食事会へ参加ご希望の方は、
このブログ(千変万化)の
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