初めての取材【共同通信】
まだ記事になるかどうかはわからないのですが、
今日は共同通信の記者さんから
初取材を受けました。
今回の当事者研究がどのようになされたのか
について、
その方法論をいろいろと問うて下さいました。
じっくりと話を聞いて下さって嬉しかったです。
そして最後に写真撮影がありました。
ああ。写真・・・。
鼎談もあったので
ここのところ撮られる機会が続いております。
とはいえ、
「自己像がよくわかっていないので
撮られたくない」
と頑なにパニックになって主張して、
そのたびに摩擦を起こすことで、
「右も左もわからない一障害者が
ギョーカイに翻弄されている図」
になってしまっては
あまりにもイタイし無責任なので、
「本を出版した以上
あちらこちらに対して責任が発生したのだ」
と覚悟を決めることに致しました。
今は営業の一環として写真に撮られる自分を
受容しようと思っています。
そう、「します性(拙書参照)」で。
そうなると「撮られてもいい顔」
の練習をしなければならない。
「キメ顔」というそうですね。
【キメ顔の心得】
「笑って」と言われても
本当に心から笑ってはいけない。
なぜなら
頬があがり陰影ができてシワのようにうつり、
目も細くなり顔が崩れるから。
インナーマッスルは動かさず
随意筋だけで笑う。
「もっと笑って」と言われても
目は見開いたまま口だけを
「エ」もしくは「イ」の形に開く。
…「キメ顔」ということばは知らなくても
そのようなお作法は
知識としても経験的にも知っていました。
でもこのお作法に従う時、
撮られる自分に対して
「自意識大放出」状態になることに
ハードルの高さがあります。
「たいした顔でもねぇのによぉ。
芸能人気取りかよ。」
というガラの悪い“幻聴さん”
の声が聞こえてきます(苦笑)。
(註:厳密に言うと私の場合は
「ヒトリタイワ(拙書参照)」であり、
“幻聴さん byべてるの家”ではない)
だからなるべく写真には
写らないようにしてきました。
でも幻聴さん、
もう仕方がありません。
できあがって掲載された醜い写真を見て
ドン鬱に陥るコストと比べれば、
撮られる際に最善の努力をするしかないのです。
…と、今日ここに決意表明することで
今後、前向きな努力をせざるを得ない状況に
自らを追い込もうと思います。
…ふぅ。くるしい。
帰りに寄ったラクーアでは
クリスマスイルミネーションが始まっていました。
メリーゴーランド。
携帯だけどいろいろ調節したら
なかなか綺麗に撮れました。
去年も見たよくわからないオブジェその1。
去年も見たよくわからないオブジェその2。
実物より写真の方が幻想的で
いい出来かも?
ミュージカル噴水も
選曲がクリスマスバージョンになっていました。