「『当事者研究』の研究シンポジウム」カトリック新聞掲載(2011/6/5付)
【「当事者研究」の研究
障がい者が外側からみた自分 東京でシンポ】
2011年6月5日付 カトリック新聞にて
5月14日に東京・医学書院にて行われた
ナーシングカフェ
「『当事者研究』の研究」シンポジウム
の記事が掲載されました。
当事者研究について
“今自分がどういう状態にあるかを、
「外側に立ちながら自分の内側を説明する」”
ととりあげて下さいました。
~以下、私たちの部分だけ抜粋~
“熊谷さんは、
「車いすで生活していて、
いまだに失禁をしてしまうんですね。」
それを良くないことだと思って隠していた時には、
社会に対して不信感がありました」。
しかし人に話すようになって、
受け入れて助けてくれる人が多いことが分かった
という。”
“綾屋さんは、
他の人よりいろんなことを細かに感じ取ってしまい、
周囲の人と共感できないことに、
「世界」や「自分」の不確実さを感じていた、
と話した。
「当事者研究は、
すでにある自分を表現する言葉を探すという感じ」。
周囲と共有できなかった感覚を、
当事者研究によって表現でき、
つながることができたと語る。”
“綾屋さんは、
「受け入れられた時、
自分の周りは敵ばかりだとぎゅっと縮まっていた体や心が
ふわっと広がる感じがあります。
その時に、
私はこういうものを求めていたんだなあ、
といつも思うのです」
と語った。”
素敵な記事をありがとうございました!!
シンポジスト:
・「浦河べてるの家」理事 向谷地生良さん
・べてるの家メンバー6人
・「ダルク女性ハウス」代表 上岡陽江さん
・東京大学 科学哲学研究者 石原孝二さん
・一橋大学 医療人類学研究者 宮地尚子さん
・熊谷
・綾屋