「現代思想2011年8月号 特集=痛むカラダ 当事者研究最前線」に掲載(熊谷・綾屋)
現代思想2011年8月号
特集=痛むカラダ 当事者研究最前線
が刊行されました。
熊谷の大澤真幸氏との対談と
綾屋の論稿「痛みの記憶」
が掲載されております。
以下、特集のラインナップになります。
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【討議】
痛みの記憶/記憶の痛み
痛みでつながるとはどういうことか
/熊谷晋一郎+大澤真幸
【当事者研究】
痛みの記憶
成長の終わり いまの始まり
/綾屋紗月
痛みを麻痺させること・痛みを再獲得すること
なぜ私は過食嘔吐と飲酒をやめられなかったのか
/池野麻子
痛みの表現
身体化された主観性とコミュニケーション
/稲原美苗
「痛み」 の認識論の方へ
文学の言葉と当事者研究をつないで
/岩川大祐
【臨床】
訪れる痛みと与える痛み
/信田さよ子
災厄のもたらす身体
被災地から性産業へ
/宮地尚子
慢性痛リハビリの臨床
/本田哲三+本田玖美子+高橋理夏
【哲学】
傷の感覚、肉の感覚
その後は、叫ぶ人はもう誰もいなくなるだろう。
耳に栓をする人もいなくなるだろう。(サルトル)
/小泉義之
痛みのシステム現象学/河本英夫
リズムの破れ・メトニミーとメタファー
心的外傷と主体形成/村上靖彦
痛みと痛み関連の現象のオントロジー(分類体系)に向けて
/バリー・スミス+ワーナー・セウスター
+ルイス・ゴールドバーグ
+リチャード・オーバック
(訳=稲原美苗+河野哲也)
【社会学】
もし私が痛みを感じているのならば、
私はとにかく何かを感じているのだ
痛みの医療社会学的考察
/美馬達哉
社会的な痛み/粥川準二
性と障害をトランスするためのノート
/杉田俊介
「知的障害」 を関係で捉えかえす
痛みやしんどさの押しつけを回避するために
/三井さよ