現代思想2011年12月臨時増刊号「総特集◆上野千鶴子」に掲載(熊谷)
現代思想2011年12月臨時増刊号
「総特集◆上野千鶴子」に
熊谷の論稿が掲載されました。
「上野千鶴子についての個人史」熊谷晋一郎
一部ツイッター上では
さっそく物議を醸している様子のこの一冊(?!)
あなたは「上野千鶴子」をどう読みますか?
ぜひご覧くださいませ!
----------—もくじ---------------
【討議】
・上野千鶴子を腑分けする
「対幻想論」から『ケアの社会学』まで/上野千鶴子×小熊英二
・セクシュアリティはいかに語り得る/得ないのか
/上野千鶴子×宮地尚子
【座談会】
・上野千鶴子を語りつくす
/阿部真大×金田淳子×千田有紀×松井隆志
【上野千鶴子とは何か】
・上野千鶴子の軌跡/鶴見俊輔
・上野千鶴子論序説/辻井喬
・上野千鶴子さんという女ひと/樋口恵子
・上野千鶴子の第三側面/見田宗介
【女性学から】
・「社会変革の為の武器」を研いで
上野千鶴子さんと日本のフェミニズム三〇年/江原由美子
・「バトンを渡す」ということ
マルクス主義フェミニズムから『おひとりさま』へ/伊田久美子
・上野千鶴子と論争の時代/海妻径子
「わたし」への持続する意志について/加藤秀一
【戦後思想から】
・上野千鶴子と歴史学の関係について、二、三のこと/成田龍一
・分節化する知の操作
日本近代文学研究と上野千鶴子/小森陽一
・わからなかったこと、なされていないと思うこと/立岩真也
【ケアから】
・ケア・福祉論からみた上野千鶴子/中西正司
・上野千鶴子はアイコンだった/信田さよ子
・上野千鶴子についての個人史/熊谷晋一郎
【現場から】
・驚かせ続ける人
畏敬する友 千鶴子さん/中西豊子
・私が見た上野千鶴子の真実/向田貞子
・上野千鶴子さんとの出会いから二〇年/市吉七海
・あんなこと、こんなこと、上野千鶴子さんとのこと/下間啓子
・旅は道連れ、世はフェミニズム/渋谷典子
【上野千鶴子のつくりかた】
・もう一人の上野千鶴子/弘由美子
・女性学のスタートラインで/町田民世子
・上野千鶴子、実践知を切り拓く希有の知性/高村幸治
【わたしと/の上野千鶴子】
・京都と和服とポルシェ/白倉敬彦
・千鶴子ワールド感傷旅行/荒井とみよ
・ヌードとパンツと家父長制
上野千鶴子のおっさん観をめぐって/井上章一
・私論・上野千鶴子
男たちのパブリック・エネミーを引き受ける存在としての女/辛淑玉
・上野千鶴子に「弱者のための政治」を学ぶ/辻元清美
・うえのさん/伊藤比呂美
・軽やかに、しなやかに、「命」の思想
上野さんを語る/朴裕河
・同じ時代を生きて/島今日子
・分け入った先には/酒井順子
・女遊びのシスターフッド/北原みのり
【上野千鶴子の読みかた】
・共犯‐性と分身‐性/千葉雅也
『セクシィ・ギャルの大研究 女の読み方・読まれ方・読ませ方』
光文社、1982年 → 岩波現代文庫、2009年
・上野さんに鍛えられて/瀬地山角
『家父長制と資本制 マルクス主義フェミニズムの地平』
岩波書店、1990年 → 岩波現代文庫、2009年
・苦い二五年 / 佐伯順子
『女という快楽』 勁草書房、1986年 → 新装版、2006年
・愛しのエロス論 / 木村朗子
『発情装置 エロスのシナリオ』 筑摩書房、1998年
・「ポスト」 の思想としての 「ジェンダー」 / 本橋哲也
『ナショナリズムとジェンダー』 青土社、1998年
・サバイバーとして自尊感情を守る / 樫村愛子
『サヨナラ、学校化社会』 太郎次郎社、2002年 → ちくま文庫、2008年
・私が生き延びるために必要だったもの / 雨宮処凛
『生き延びるための思想 ジェンダー平等の罠』 岩波書店、2006年
・団塊世代の中産階級への老後の指南書/天田城介
『おひとりさまの老後』法研、2007年+『男おひとりさま道』法研、2009年
・上野千鶴子さん自身のミソジニーから見えてくるもの/栗田隆子
『女ぎらい ニッポンのミソジニー』 紀伊國屋書店、2010年
・『ケアの社会学』に書かれたことと書かれていないこと/川口有美子
『ケアの社会学』 太田出版、2011年