【お知らせ】2012/6/23 鷲田清一氏×熊谷晋一郎 対談:痛みの哲学(朝日カルチャーセンター:新宿)

【お知らせ】
2012年6月23日、
朝日カルチャーセンター新宿教室にて
熊谷が鷲田清一氏と対談致します。
シリーズ・痛みの哲学
  テーマ「痛みとケア」
日時:2012年6月23日(土)17:00-18:30
受講料(税込み)
 会員 3,360円  一般 3,990円
以下、朝日カルチャーセンター新宿教室 講座案内より
転載。(↑上記リンク先がお申込みページになります。)
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鷲田 清一(ワシダ キヨカズ)
1949年京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。
関西大学教授、大阪大学大学院文学研究科教授、
同理事・副学長を経て、2007年8月大阪大学総長に就任。
主な著書に『モードの迷宮』
(中央公論社・ちくま学芸文庫、サントリー学芸賞受賞)、
『じぶん-この不思議な存在』(講談社現代新書)、
『「聴く」ことの力』(TBSブリタニカ、桑原武夫学芸賞受賞)、
『「待つ」ということ』(角川選書)、
『てつがくを着て、まちを歩こう―ファッション考現学』
(同朋社・ちくま学芸文庫)、
『死なないでいる理由』(小学館・角川文庫)、
『新編 普通をだれも教えてくれない』(ちくま学芸文庫)、
『臨床とことば』(河合隼雄氏との共著、朝日文庫)、
『わかりやすいはわかりにくい?-臨床哲学講座』(ちくま新書)
など多数。2004年紫綬褒章。
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痛みを持つひとに対して、傍らにいる人はどのようにあるべきか。
痛み「を」ケアしようとすることで、
さらに回復は遠のくことはないか。
痛みは、ケアされるべき対象というよりも、
むしろ、ケアそのものに伴うもの、
ケアが今まさに行われているという証ではないか。
痛み=ケアは、
それを取り除くための手当て(狭義のケア行為)
によって止むこともあれば、こじらせることもある。
むしろ、痛み=ケアそれ自体が「在る」ということを、
共有するだけで和らぐこともある。
そして、「在る」の共有を可能にするものとして
「ことば」があるのではないか。
痛み、ケア、そしてことば――。
今回は、痛む=ケアするひとのそばに赴き、
その人の痛みを生きつつ、ともに言葉を紡ぎながら考えていく
臨床哲学の提唱者である鷲田先生に、
「ことば」の力に何を賭けるのか、
についてお話をうかがいたい。(熊谷氏・記)
 
哲学、社会学、医学など多角的な論点から
「痛み」に迫る対談シリーズ。
「ままならない」身体との関わりのなかで
当事者研究を続ける熊谷氏が、
毎回さまざまなゲストを迎え、
境界を越えた対論を繰り広げます。
協力:青土社『現代思想』