ダンスシーンが多く、
ダンスレベルも思いのほか高くて、
かなり楽しめました。

のびのびとした演者達の表現から、
きっと大橋さんの
明るく力強いパワーで演者たちをひっぱって
まとめあげた舞台なのだろうな
と、想像されました。

中学時代に友人同士の会話に入れず、
聴者の世界を
ガラスの向こう側のように感じる様子は、
中学生だった当時も今も抱える自分の感覚なので
我が身を重ねてしまい、つらかったです。

聴者に追いつくようにと
さんざん口話訓練させられてきたにもかかわらず、
聞こえないことを理由に
高校卒業時に希望の進路にいけなかった際の、
「なんだよ！　結局だましてきたのかよ！」
という怒りを表したダンスシーンが
とても心に残りました。
同化型差別のからくりに気づいた時の怒りを
こんなにも激しいダンスに表したそのセンスが
すばらしいと思いました。

笑顔と元気なエネルギーをもらえた舞台でした。

公演後のロビーでは
「誰か知ってる人に会うかな～。」
と、やや期待していたところ、
ほんとに学生時代の旧友に出会い、
ちょっと立ち話ができたのも嬉しかったです。

帰りには初めて亀有にきたので、
ポケモンスタンプラリーよろしく
「確かに亀有には来たぞ。」と、
両さんの像を記念撮影しました。
駅の南口と北口に１体ずつありました。