【実験】スライムづくり
「実験」ブームとなっている
子どもたち。
今日は
「スライムを作りたい!」
私としては
「え~(汗)」
とたじろぎ気味ですが、
これが将来、
「今思えば、
幼少時のスライムづくりこそが
このたびの受賞につながりました。」
なぁんてことになるかもしれないから
(ええ、なりませんよね、はい)
お手伝い致しました。
ところが。
簡単な実験みたいに書いてあるけど
一筋縄ではいかなかった。
<問題点その1>
材料。
1.PBA洗濯糊(洗濯のり)
なあんだ。PBAって「ポリビニルアルコール」なんだ。
750ML 198円。
まあ、これは安いからいい。
2.ホウ酸ナトリウム
「薬局にあります」とか書いてあるけど、
近所で一番大きい、
調剤薬局も入っているドラッグストアに行くまで
取り扱っていなかった。
ホウ酸ではなく、ナトリウム成分が必要。
これは「ホウ砂(しゃ)」という。(有毒)
このホウ砂が曲者で、
200gのスライムを1つ作るにあたって
5gしかいらないのに
500g単位でしか売ってない!
しかも870円!
眼の洗浄には使うなとあるから
他に使い道もないし、
こんなもん、残り490gも
どうしたらええんじゃ!
と迷うが、仕方がない。購入。
(後から調べたら
「結膜嚢の洗浄・消毒にご使用いただける」
とあった。
「結膜嚢」って何さ。
…「まぶたと眼球の間の隙間」だって。
そういった部分のみの洗浄は
ご家庭では無理なのでは…。)
<問題点その2>
濃度や温度。
作り方は
A. 60~70℃のお湯100ccにホウ砂5gを溶かす。
(→温かい「ホウ砂水溶液」)
B. A.を100gのPBA洗濯糊とまぜる。
→できあがり。
…いやね、
今思えば、確かにそのとおりでしたよ。
だが、
ひとつも間違えずに
厳密にこのとおりでなくては
ならないなんて思わなかったんで…
初めは
なかなかうまくできませんでした。
というのも、
親心としては
200gのスライムなんて作りたくないから、
全体量を少なくしたいがために
ちょっとお湯とか糊とかケチったわけです。
しかしそうすると、
「ホウ砂濃度高すぎ」
「お湯少なすぎ」
「温度低すぎ」
など、
さまざまな問題点が生じてしまいました。
↓↓
失敗作
固まりすぎです。
ぶちぶち ちぎれます。
というわけで
実験した結果みつかったポイント:
1.糊とお湯はあくまでも同量。
2.水ではなく60~70℃のお湯。
(熱湯もだめ。)
3.ホウ砂は少な目から始める。
(固める力が思いのほか
もんのすごくある。)
40分後にやっと成功したのがこちら。
サテツをまぜると磁石に引き寄せられる
スライムができるというので
やってみた結果、
擬似コンニャクに仕上がったスライム。
しかしサテツが少なかったのか
スライムの粘度が高すぎるのか
磁石には引き寄せられず。→失敗
(そもそも子どもたちには
サテツ採りからして
困難な作業でした。)
いやいやいやいや、
でもまあ、
とにもかくにも
試行錯誤の末
やっと成功すると嬉しいものです。
みよ~ん
ぶよ~ん
今度は普通に小学校で使う絵の具を
A.の「温かいホウ砂水溶液」の段階でまぜて、
スライムを作りました。
青
橙
ホウ砂の固める威力にビビッて
「お湯は糊と同量だがホウ砂の量を少なめ」
にしたら、
今度はゆるすぎるスライムができました。
そこで、
既に出来上がったスライムに
あとから濃さを加減したホウ砂水溶液を
少したらして加えたところ、
瞬時に
固めのスライムになりました。
報告おしまい