小倉第一病院視察

平成22年2月2日、
もはやこのブログではおなじみとなりました
古武術介護の岡田慎一郎氏のご紹介で、
福岡県北九州市小倉にある
小倉第一病院を訪ねました。
追記:小倉第一病院HP内「今月のお客様」紹介のページにて
    2010年2月の見学者として紹介されました。

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一般的には東京―九州間なら
早くて安い(たぶん)
飛行機で行くところなのでしょうが、
私が気圧調整できず、パニックになるくらい
どうしても調子を崩すのと、
荷物扱いで熊谷とは別に運ばれた電動車いすが
どこかしら調子を崩すのとで、
新幹線のぞみ。
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車いすだと多目的室を
指定席として選ぶことができます。
中はこんな感じ。
初! のぞみの多目的室は広かった!
ひかり、こだまの多目的室は
電動車いすには狭くて
入るまでに切り返しが大変なのですが、
これならラクラクピットイン!
ちなみに
一般車両の車いす席になることもあります。
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前の晩、
久しぶりに東京でちゃんと雪が降りました。
東京でも毎年1~2回は2月ごろに降ります。
これまでは子供と一緒に
「わ~い、ゆき~!」
と無邪気に喜んでいればよかったのですが、
昨年くらいから
電動車いすのスリップが
我がことのように気がかりで仕方ない。
朝は路面が凍るのではないかと心配していましたが、
無事、駅まで辿り着きました。
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小倉第一病院に到着。
こちらは腎臓病と糖尿病の専門病院で、
透析治療を主に行っていらっしゃいます。
入院施設もあります。
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お年寄りの方が多いため、
院内にはこのようなたくさんの案内が
貼られていますが、
情報過多な感じがなく、適材適所。
私にはすごく便利でうきうきしました。
初めての人にはもちろん、
わからなくて不安になったり
忘れたりしてしまいがちな者にとって
毎回確認できるのはありがたいです。
このかゆいところに手が届くような
絶妙なさじ加減の心配りは、
案内の貼り紙だけではありません。
実はこちらの病院は
ワークライフバランスで表彰されていたり、
e-ラーニング、グループウェアなど
新しいメディアツールを積極的に取り入れたりと、
スタッフへの心配りで
いま注目されている病院なのです。
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さて熊谷、
今回の岡田さんのお仕事のひとつである
e-ラーニングの教材作成に飛び入り参加です!
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熊谷、介護を受ける側の立場で
病院のスタッフさんと語らう、の図。
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それぞれの持ち味は違いますが、
人前で話すのが上手なおふたり。
更にこの二人が言葉を交わすと
いつも身体や介護に関する新しい創発があります。
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副院長の中村秀敏先生の
お手製のパン(!)でブレイク。
利用者さんの食事時や
夜勤明けのスタッフさんの休憩時に合わせて
焼くんだそうです。
私は初対面の方と話すときは
警戒したり緊張したりして
声が出なくなることが多いのですが、
今回は初めから声が出たことに驚きました。
人を柔らかく受け入れる先生方の様子を
頭よりも体が先に察知したようです。
運営についても
新しいメディアを使って運営しているからうまくいく
というのではなく、
まずはじめに
スタッフ、利用者さん、地域の方など
みなさんとの関係を大切にしていこうという
こころくばりがある、
ということがとてもよく伝わってきました。