「痛みとアディクト」論稿掲載【現代思想】

現代思想2010年12月号
現代思想12月号
特集「新しい依存症のかたち」
にて
熊谷・綾屋の論稿
「痛みとアディクト」が掲載されました。
近藤恒夫氏(日本ダルク代表)、
石塚伸一氏、重田園江氏らの討議、
「回復」につきあいつづける―ダルクの度量―
は、気軽に読めてとても面白いし、
いい話なのでおススメです。
内容は以下になります。
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特集=新しい依存症のかたち
「回復」 へのプログラム
【依存症という問い】
四十六年後の問題提起/なだいなだ
【依存症サバイバル】
「生存戦略」 としての依存症/信田さよ子
薬物依存とトラウマ 女性の依存症者を中心に/宮地尚子
痛みとアディクト/熊谷晋一郎+綾屋紗月
【討議】
「回復」につきあいつづける ダルクの度量/近藤恒夫+石塚伸一+重田園江
【依存のかたち】
自立と依存の境界侵犯 ポストアディクションの時代/挽地康彦
薬物依存とその精神をめぐって 処罰と治療とに響き合うもの/佐藤哲彦
医療内アディクションと神経化学的自己/美馬達哉
依存から出発する正義と平等 キティ 『愛の労働あるいは依存とケアの正議論』を読む/牟田和恵
愛のキアスム 食の病と依存/野間俊一
マクドナルドにおける従業員たちの組織への密着/エレーヌ・ヴェベール(訳=伊吹浩一)
【回復へのプログラム】
〈もう一つの知〉アルコール依存症者たちの体験とスピリチュアリティ/葛西賢太
ドラッグ・コート制度/尾田真言
同床異夢? 依存問題の当事者活動と援助職者の間で/西村直之
【統制の論理】
主体なき責任の帰属 ドラッグ政策と診断室のカルテ/山本奈生
日本のドラッグ政策とは何か? 刑罰を伴わない不可視な統制/本田宏治
【対策の功罪】
薬物乱用防止五か年戦略の成果と課題 医療化・福祉化の先にあるもの/丸山泰弘
薬物依存症に対して社会は何ができるか/村上友一
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