「佐藤しのぶ 出逢いのハーモニー」収録(熊谷)
今日は
1999年から放送されている長寿番組
「佐藤しのぶ 出逢いのハーモニー」
という番組に
熊谷さんがゲスト出演するので
その収録に行ってきました。
この番組は
オペラ歌手の佐藤しのぶさんと
ピアニストの本田聖嗣さんが司会をされ、
毎週ゲストを招いて対談をする30分番組です。
スタジオにつくとゲストの名前が3人。
あ、茂木健一郎さんだって。
控室のモニターで収録中の映像が流れている。
あ、佐藤しのぶさんだ。
あ、茂木健一郎さんだ。
茂木さんは2回分を収録中。
控室には今日の台本が置いてある。
熊谷さんの放送日は
tvk(テレビ神奈川)で
2011年2月21日(月)21時~21時半らしい。
ほかにもネット局で放送されるらしい。
東京では見られないのが残念。
⇒訂正:東京エリアでもアンテナ環境が整っていたり、
ケーブルテレビに加入していたりすれば
電波状況としては、ほぼ東京都全域で視聴可能のようです。
失礼いたしました。
<関東圏>
・tvk(テレビ神奈川)
毎週 月曜日 21:00~21:28
・CTC(チバテレビ)
毎週 月曜日 22:30~23:00
・TVS(テレ玉)
毎週 月曜日 21:00~21:30
<関西圏>
・KBS(京都放送)
翌週 水曜日 21:25~21:55
・MTV(三重テレビ)
翌々週 月曜日 12:30~13:00
・SUN(サンテレビジョン)
4週後 木曜日 19:00~19:30
(ナイターの場合、休止の可能性あり)
熊谷さん、大緊張の中、
メイク室にて軽くメイクされる。
壇上に上がるために
大急ぎで美術さんがスロープを
こしらえて下さる。
本田聖嗣さんがピアノリハーサル中。
ゲストの「お気に入りの一曲」を
ピアノアレンジで弾いて下さるのです。
お願いしたのはもちろん
中島みゆき「銀の龍の背に乗って」。
情感たっぷりに弾いて下さり
感動して泣きそうになりました。
演奏で“もてなされる”って
こういうことなんだなぁ。
贅沢なひとときを味わいました。
佐藤しのぶさんは
エネルギッシュでかっこいい方でした。
オペラの時のドレス姿とは
イメージが違いました。
マイクをつけていよいよ本番。
リハーサルなしで本番ノンストップ、
しかもNGなしで収録が行われていく。
司会のおふたりはもちろんだが
熊谷さんもすごい!
不確実な現代に生きる私たちが抱える痛み。
多様性を認める現代社会における自由と不自由。
その中で誰かに支配されることなくつながるために
依存症の自助グループに学ぶ作法。
そのような話をわかりやすく話し切ったように
思います。
お二人とも事前に
『リハビリの夜』『つながりの作法』を
熟読して下さっていて、
ご自身の表現者としての体験に引きつけながら、
歪曲化することなく
丁寧に内容を受け止めて、
対話を進めて下さいました。
誠実で知的であたたかい、
素敵なおふたりでした。
こんな良心的な番組があったんですね。
高視聴率の理由がよくわかりました。
オープニングでは佐藤しのぶさんが
「お気に入りの詩」を朗読して下さいます。
お願いしたのは
「平安の祈り」。
神様 私にお与えください。
自分に変えられないものを受け入れる落ち着きを
変えられるものは変えてゆく勇気を
そして二つのものを
見分ける賢さを。
それまで談笑していらした佐藤しのぶさんが
本番の声がかかると しゅっとトーンを落とし、
まっすぐな強い目で前を見据え、
落ち着きのある、でも
苦しみの中から絞り出すような震える声で
朗読されました。
圧倒され、胸がえぐられ、
今思い出しても共振して涙が出そうになります。
自分たちが大事にしている詩や歌や音楽が
プロにたいせつに扱われ、表現されると
こんなに嬉しくなって感謝の気持ちが湧くのだと知りました。
プロの表現の迫力に心打たれる時間となりました。
ほんとうにありがとうございました。