プレ・プレゼン

くましんさんは精密検査を大病院で受けた結果、
やっぱりただの「風邪」。
ただの風邪にしては
いいように弄ばれ、ヤラレまくっていると
お見受けするが・・・。

昨日からやっといつもの意気揚々とした感じ
(本人曰く「ふてぶてしさ」)
が戻ってきて、こちらもホッとしている。

私が作成したパワポアニメを見せたところ
思いのほかオオウケで
「わかりやすい」と言ってもらえた。
ふぅ。遊びではなく、
使えるものとして承認されたらしい(のかな?)。
これまたちょっとホッとした。

学会MLでは聴覚障害者用情報保障の話が
一段落つき、
続いて、パワポ作成時における
色盲者用色使いについての情報
がまわった。
初めての情報に「なるほど~。」と感心しながら
色使いを変更。

しかし、どうにもこの分量、
2時間講演コースなんですけど、
20分にどうやってまとめるのだろう。

今日は、たまたま久しぶりに
某大学バリアフリー支援室に遊びに行ったところ、
支援室スタッフとの間で

「どんな発表するの?」
「あ、まだ途中ですが聞いてもらえます?
 パワポ、ここにあるんですけど。」

という話になり、
スタッフとその場に居合わせた卒業生を相手に
プレ・(事前の)プレゼン(発表)を
急遽、行うことになった。

準備したとおりに話し始めたら
やっぱりペースが2時間コースになりかけて、
「こりゃダメだ。」
ということになり、

パワポスライドを抜粋参照しながら、
伝えたいことを対話で伝えるという方法に変更。
それをICレコーダーで録音していった。

「何も知らない人にきちんと話して伝えようとする」
というスタンスを取ったら、
見事にちゃんと無駄が省けて、
大事な部分が浮かび上がってきた。

3人の聴衆からは
「なるほど~!」「こりゃたいへんだね。」
「ここの話って、
 自分の場合にはこんな例に置き換えられるね。」
「ここはよくわかるわ。」
という反応や、

「これの言葉、どういう意味?」
「この流れだと不親切。わかりにくい。」

といった質問やアドバイスももらえて、
とても有意義だった。

録音したものを持ち帰ってテープ起こし。
「どうやって削ろうかと困っていたけれど、
 あっけないくらい、簡単にまとまったねぇ。」
と、くましんさん。

あきっぴぃさま、まみっぴぃさま、わっしーさま、
お忙しい中、貴重な時間をさいて
聞いて下さってありがとうございました。
とても助かりました。

社会学の上野千鶴子先生に、夏休み前、
「伝えたいことは、
 どんどん自分達で場を設けて、人に聞いてもらいなさい。
 聴衆は1人来てくれただけでも
 ありがたい大事なお客様だと思って話すのです。」
と言われたけれど、
本当にそうだな、と実感した。

締め切りまであとわずか。
残りは原稿のスリム化のためダイエット作業だ。
若輩者ではあるが、
貧相にやせるのではなく、
なんとか聴衆を引き込むような鋭さを残したいものだ・・・。

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