「読み上げ原稿」作成
病気の子供を相手にする ご職業柄、
風邪をもらって体調を崩し、
もう1週間以上、
38度以上の高熱が出たり引っ込んだりしながら
続いている。
しかも体調が悪いと持病の石が腎臓でできるらしく、
先日は痛みのあまり救急車で運ばれた。
どうにもお気の毒である。
しかし、原稿提出の期限がせまっている。
くましんさんは熱にうなされながら、
私はそれを介抱しながら、
パワーポイントでスライドを作ったり、
原稿を作成したりしている。
私はと言えば、ついうっかり
優先度の低いパワポのアニメ作成の面白さに
はまってしまうので要注意だ・・・。
ま、まにあうのか?!
ちょっと 火ぃ ついてきた。
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学会のMLでは
パソコンによる要約筆記通訳のために
事前に原稿(「読み上げ原稿」と称されていた)
を提出することについて
「なぜ必要なのか。」
「フルペーパー提出と何が違うのか。」
「どのくらい正確なものにすればいいのか。」
「発表時は原稿どおりに読まなくてはいけないのか。」
などなどの議論で盛り上がっている。
私はそれを読んで2つのことがわかった。
1.聴覚障害に対する情報保障の在り方について
障害学会の中でもまだ浸透してないこと。
学生時代にどっぷり情報保障の中で活動していたから
当たり前だと思っていたけれど、
障害学会といえども
他の障害の世界にいる人は情報保障について
よく知らないようだ。
そういや私も視覚障害の情報保障には明るくない。
2.学会発表とは原稿をそのまま読むわけではないらしいこと。
パワーポイントでスライドを作ったり、
レジュメを用意したりはするものの、
当日の発表は原稿無しで発表することが多いらしい。
・・・アドリブで話せない自分には考えられない。
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「手話通訳やPC要約筆記通訳がどのように行われるのか」
また
「通訳の限界はどのあたりにあるのか」
を思い知らされてきた身としては、
原稿の事前提出の重要性は自明。
発表者に対して言えることはただひとつ。
「自分の発表内容を『全て』『正確に』
伝えたかったら、
本番に話すことを全部書いて、
あらかじめ渡しておきましょう。」
それでもうまくいかないことだって
あるんだからねぇ・・・。