大野更紗×熊谷晋一郎 対談 【2011/12/9 Bread and Roses 8】
2011年12月9日、
六本木スーパーデラックスで行われた
反貧困たすけあいネットワークによるイベント、
「BREAD AND ROSES 8」にて
売上15万部を爆走中の『困っている人』の著者である、
いま話題の作家、大野更紗さんと熊谷が対談しました。
『困っている人』著:大野更紗
ポプラ社
その時のUstream配信動画はこちら
⇒http://www.ustream.tv/recorded/19025770
対談部分は約35分です。
(字幕付きでないのが残念。できれば作成したいです。
現在交渉中。)
テーマは
障害者の生活と政策~障害者総合福祉法~
でした。
障害者自立支援法から
今後新たに障害者総合福祉法に切り替わると、
障害種別を超えて
どのような支援が必要なのかを
ひとりひとりが役所で交渉していくことになります。
このとき
障害が安定していてニーズが明確な場合には
便利な制度になるかもしれませんが、
障害が不安定で
できるできないに「ゆらぎ」がある場合、
そもそも自分のニーズが何かを見つけることも、
それをニーズであると主張することも難しい
という問題が生じます。
そこをどう取りこぼさずにいくのかが課題になる、
というのが熊谷の主張でした。
【左:もやい事務局次長 湯浅誠氏】
今回の対談では、
熊谷がときどきオネエ言葉になったことが
一部で話題(?)になりましたが、
これは今回のコンセプトが
「障害者ですが何か」
と下から物申す立場であったため、
思わずキャムプなキャラが登場したのではないかと
分析しております。
本人も口から出てきたのを聞いてびっくりしたそうです。
「面白かった」「たいへん共感した」「対談を本にしたらどうか」と
なかなか好評の対談でしたので
どうぞ動画をご覧くださいませ!