ペンタブでバリアフリー

最近、
「表現方法のバリエーションを増やしたいね」と話していて、
その中の一つにイラストがあった。
話をふったら、偶然、妹から借りることができたので
ペンタブレットを初インストール。
ペンタブレットとはマウスがペン型になったようなもので、
専用ボードの上でなぞるとそのままパソコンに反映されるものです。
最近の漫画家やイラストレーターは
紙にではなく、
ほとんどこれを使ってパソコンで描いているそうです。
さっそくペイントソフトで絵を描いてみると、
当然、マウスで描くよりも細かく描けるので自由度UP!
…のはずが、
子どもたちは楽しんでいるものの、
私は全然扱えない
「手先が新しいことを覚えるのに
 人よりもかなり時間がかかる自分」を
また突きつけられる。
あ~、伏見憲明氏の「どんくさい女ね!(キャムプ)」
という声がこだまする~。
(でも、
 たとえできるようになるまでには時間がかかっても
 一度入りさえすれば
 かなりの精密作業でも
 毎度ぴっちりおんなじに繰り返しまっせ!!)
一方、熊谷は
あっという間にペンタブと関係を取り結び、
「これ、ほんと紙の上で書いてるみたいに書けるね~」
と話しながら、
さらさらとイラストを一枚完成させた。
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不良2
タイトル:「不良」
作品解説:
熊谷はずきんと突然やってくる
排泄を促すコントロールできない腹痛に対して
ちょっと怯えて身構える気持ちがあることから、
その腹痛を
「地元のヤンキー」にたとえている。
 <使用例>
 腹痛が来たときに
 「あ、いまヤンキーが
  『よぉ、元気にしてるぅ?』
  って声かけてきた。」
 「セーフ。いなくなった。」
 と用いる。
ちなみに「ぼこぼこにやられる」と失禁。
そのおなかのヤンキーの狡猾さと、
対する熊谷のいらだちと怯えを
あますところなく具現化した。
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その後も熊谷がマウス代わりにペンタブを使い続けているので、
「そっちのほうがマウスよりラクなの?」
と尋ねると、
どうやらすごく気に入ったらしい。
ぺんたぶ
熊谷の身体は可動域が小さいので
一見、人よりもうまく動けないように見えるが、
実は可動域内は細分化されているため、
結果、
人よりもものすごく多彩に動ける領域がある。
情報を繊細に拾って表現するためのペンタブは
ちょうどその熊谷の繊細さを拾ってくれる
よいツールとなったようだ。
思わぬところにバリアフリーツール発見。
「これ、自分のパソコンにもつけようかな~」
と考え始めた熊谷でした。