【お知らせ】朝日カルチャーセンター新宿にて対談(熊谷晋一郎×上岡陽江)

2010年6月25日、
新宿にある朝日カルチャーセンターにて
熊谷がダルク女性ハウス代表上岡陽江さんと
対談をします。
朝日カルチャーセンター新宿教室 講座案内
より転載。
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朝日カルチャーセンター 公開対談
ままならない身体
「ゆだね」と「敗北」の哲学
小児科医・脳性まひ当事者 熊谷晋一郎
  ダルク女性ハウス代表 上岡陽江
 
昔ながらの伝統や考え方に
それほど縛られずに済むようになった時代、
私たちは自由を手にしたはずでした。
しかしそこで今、あらわになりつつあるのは、
自由の果てに現れる過剰な選択肢、重すぎる自己責任、
脅迫的な自分探しと周囲への不信感です。
そんな時代だからこそ、
自分の心身のままならなさを受け容れた人びとが語る
「何かにゆだねる生のありかた」に、
今を生きるヒントが隠されているのではないでしょうか。
熊谷市は幼少時のリハビリや車いすの体験を、
上岡氏は薬物・アルコール依存症や摂食障害の
最新の当事者研究を踏まえ語り合います。
<講師紹介>
熊谷晋一郎(くまがや しんいちろう)
1977年生まれ。小児科医。新生児仮死の後遺症で、脳性まひに。
以後、車いす生活となる。
幼児期から中学生くらいまでのあいだ、
毎日リハビリに明け暮れる。
小中高と普通学校で統合教育を経験。
大学在学中は地域での一人暮らしを経験。
また全国障害学生支援センターのスタッフとして、
他の障害をもった学生たちとともに、
高等教育支援活動をする。
東京大学医学部卒業後、千葉西病院小児科、
埼玉医科大学小児心臓科での勤務を経て、
現在、東京大学先端科学技術研究センター特任講師。
他の障害をもつ仲間との当事者研究をもくろんでいる。
著書に『リハビリの夜』(医学書院)、
『発達障害当事者研究』(綾屋紗月氏との共著、医学書院)など。
上岡陽江(かみおか はるえ)
1957年生まれ。ダルク女性ハウス代表。
精神保健福祉士。
薬物・アルコール依存症、摂食障害の体験や、
最新の当事者研究をもとに、依存症の女性の回復、
依存症の親をもの子どものプログラムづくりに力をそそぐ。
著書に『虐待という迷宮』(信田さよ子氏、シャナ・キャンベル氏との共著)。
今春、『その後の不自由』(大嶋栄子氏との共著、医学書院)を刊行予定。
日時:2010年 6月25日 金曜日 19:00~20:30
受講料:3990円
場所:新宿住友ビル7階 朝日カルチャーセンター
 (申し込みお手続は4階受付)
   新宿西口徒歩8分 または 大江戸線・都庁前駅すぐ
お申込 TEL 03-3344-1945
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