カレン・ナカムラさん講演会
今日は、
慶應義塾大学人文グローバルCOE
(論理と感性の先端的教育研究拠点:
哲学・文化人類学プロジェクト)
・医学史研究会 共催
「べてるの家で: ディスアビリティ と映像人類学」
--イェール大学 カレン・ナカムラ先生を迎えて
を聞きに行ってきました。
カレンさんとは障害学会でご挨拶させていただき、
その気さくな人柄と研究の内容に興味をもちました。
彼女のこれまでの研究内容は
「フェミニスト人類学」
「身体障害者の自立生活運動」
「ろうあの世界」
「べてるの家(統合失調症)」
と、
自分たちの歩んできた流れと重なっているので、
とても気になるところです。
文化人類学の中の映像人類学というのは
初めて触れる世界だったので、
是でも否でもなく
「ほぉ~」
という感じで帰って参りました。
基本的過ぎて聞けなかったけれども、
彼女自身がどういうスタンスで
フィールドワークを行い、
何をどう切り取り、
持ち帰ろうとするのかというのを
もっと詳しく知りたいなあと思いました。
講演にはお世話になっている出版社の方と
以前ご挨拶したべてるの家の関係者の方もいらしていて、
お夕飯をご一緒しました。
べてるの家を外から見た姿ではなく、
中にいる人のお話を聞くことができたのは
新鮮で、とても興味深かかったです。
ここんとこ調停にかかりきりになって
腐っていた私は、
「あ~、そういや私も
こういうアカデミズムの世界に入りたいんだった~。」
ということを思い出すことができ、
とても有意義でした(?!)。
出版社の方にさらりとぐっさりハッパをかけられたので、
気合と焦りを以って
また、文章書く作業に戻ろうと思います。